親になる心構えを「嫌われる勇気」で学ぶ
「親になるのが怖い」「親ってツライ」から解放されよう
こんにちは、ぐうたら母ちゃんです!
今日は、「親になる心構え」について考えてみようと思います。
赤ちゃんが産まれる前に、親になる覚悟がしっかりできていたという人はそんなに多くないのではないかと思います。
私はもう未知の世界すぎて、何を覚悟したらよいのかもわかりませんでした。
「親になるのが怖い」
「親になるってどういうことなんだろう」
そんな気持ちの方も多いはず。
今回は名著「嫌われる勇気」の名言から親になる心構えについて考えてみたいと思います!
これを知れば、親になること、親でいることの重荷から少し解放され、子どもと前より冷静に向き合えるようになるかもしれません。
親になって染みた「嫌われる勇気」の名言
「嫌われる勇気」とは?
ベストセラーにもなったこの本は、アドラー心理学を対話形式でわかりやすく説いています。自己啓発本として世界中で読み継がれている名著です。
本の中では、哲人と青年の対話が進んでいきます。青年のコンプレックスや考えを哲人がじっくりと論破していくストーリー展開は、最後に進むにつれてとても清々しい気持ちになります。
親の視点での名言の数々
この本の中では親の視点でもいろいろなことが語られています。いくつか名言を抜き出してみましょう。
「子どもが勉強するのかしないのか。本来これは子どもの課題であって、親の課題ではありません」
「勉強することは子どもの課題です。そこに対して勉強しなさいと親が命じるのは、他者の課題に対して、いわば土足で踏み込むような行為です」
「世の親たちは、ひんぱんに『あなたのためを思って』という言葉を使います。しかし、親たちは明らかに自分の目的――それは世間体や見栄かもしれませんし、支配欲かもしれません――を満たすために動いています」
子どもと自分は別の人格である
例えば子どもが泣き止まないとき、
「泣き止まないのは私がダメな親だからだ」
と思い、焦って泣き止ませようとしていたことがあります。
あるいは、
「周りの人が見ている。恥ずかしいから早く泣き止ませたい」
と思っていることもありました。
しかし、本のように親と子どもの課題を分ける「課題の分離」で考えるとどうでしょうか。子どもは子ども自身の事情で泣いています。それは親の課題ではなく、子どもが乗り越えるべきことなのです。
そう考えると客観的になり、純粋に子どもが泣いている原因に対してサポートすることができます。
宿題をなかなかしない息子
我が家の小学2年生の息子はなかなか宿題に取り掛かりません。放っておくと、夜寝る前ぐらいに本人も焦って泣いてしまうという悪循環。
何とか早めにやらせたいと親も焦っていました。
「なんで早くしないの?」と毎日イライラしていたのです。
しかし、この本を読んで気づいたことがありました。
私はなぜ怒っているのか?
→親である自分が安心したいから。
→先生に親としてちゃんとしていると見られたいから。
そんな気持ちがあることに気づきました。
宿題は私の課題ではなく、息子の課題。
そう思ったら肩の力が抜けました。
子どもと自分の人格は別
特に日本だと、子どもの評価が親の評価と思われがちです。
だから、子どもが少しでも人と違うことをすると、
親も肩身が狭い気持ちになります。
だから、
「親になるのが怖い」
「親でいることがツライ」
と思って追い込まれてしまうのです。
そんな世間の目、自分の目から解放されても良いと思うのです。
自分と子どもは違う人間です。
もちろん、子どもには愛情を与え、衣食住に困らないようにしてあげなければいけません。
しかし、子育てには向き不向きもあります。愛情や衣食住を与えるのが親でなければいけないわけではありません。公的なサポートを頼るのも一つの手です。家事代行サービスなどを頼ってもいいでしょう。
そんなふうに大きな目で子育てをしていける社会だといいなと思います。
そんなことを思わせてくれた一冊でした。
よかったら「嫌われる勇気」読んでみてくださいね(^^